技と匠へのこだわり

半衿は荒川創業以来の扱い商品で、明治19年からの長い歴史と伝統が息づいています。 時代時代のファッション感覚と女ごころを色濃く漂わせながら、装う人と愛でる人の心を通わせてきました。 「荒川益次郎商店」では、四季の草花や情景をうつした刺繍衿や精緻な絞り衿、表情豊かな友禅衿、柔らかいニュアンスを与えるカラー衿など趣味性と趣向を楽しむ半衿のすべてをご覧いただけます。

其の一:復刻版 半襟「懐古衿」

染め、縫い、絞りの伝統技法を生かし、おしゃれ心を堪能する逸品

「荒川益次郎商店」創業当時は、「えりの荒川」とも呼ばれていたほど、半衿のデザインには特徴がありました。 さまざまな技法を凝らした半衿は、明治から大正時代にかけて、服飾美のポイントとして、最も栄え、多くの優品が作られました。 その豊富な資料から、当時の日本画家や染織工芸作家によるデザインの半衿を復刻しました。 現代の人には、レトロ感覚が新鮮に映る復刻半衿。無地感覚のきものに合わせて、衿元のおしゃれを強調した装いを楽しみたいものです。 復刻版半衿「懐古衿」の基本は手描き友禅や型友禅で、絞りや刺繍を併用して華やかさを演出しています。 きものの衿元をゆったり合わせて、半衿を強調した着こなしを提案します。

復刻版半衿「懐古衿」
復刻版半衿「懐古衿」
技法:
手描友禅、型友禅、絞り、引染、刺繍およびこれらの併用
原画製作:
市川紅鳳、岩佐有彩、落合萬水、細木華崕、田村春曉、松本美濤、水上香邨、皆川月華など当時の日本画家、染識工芸作家

其のニ:京縫

伝統工芸品の魅力とおしゃれの醍醐味

現代では、白い半衿を合わせることが基本のようになっていますが、「荒川益次郎商店」創業当時から戦前までは、斬新な色柄の半衿が主流でした。
無地感覚のきものでは半衿が引き立ちますし、柄物のきものには半衿との模様の調和を楽しむような傾向がありました。
伝統技術の粋を凝らした伝統的工芸品「京縫」による半衿は、本手刺繍の最高級品です。留袖や訪問着でのフォーマルな装いを格調高く引き立てます。

京縫画像

其の三:絞りの美

精緻な技が際立つ絞り半衿

白地に単色で梅などの草花や古典文様を絞りで表現した半衿は、紬のきものに合わせても素敵です。
淡色で文様を表現したシンプルなデザインの絞り半衿は小紋や紬など、雰囲気のある装いを演出することができます。
絞りの半衿でも、衿元をすっきり見せるのが装いのポイントです。

絞りの美画像

其の五:縫いの美

四季の情緒を楽しむ刺繍半衿

白地の縫いの半衿は格調高く、フォーマルな装いです。 淡い地色に草花模様を刺繍で表現した半衿は、訪問着や色無地に最適です。 四季の風物詩を刺繍で表した半衿は、しゃれた装いです。刺繍糸による光沢感が華やぎを演出する刺繍半衿は程よいボリューム感が上品な装いに仕上げます。

縫いの美画像

其の四:染めの美

優しい表情の友禅半衿

友禅半衿は織りのきものや小紋と合わせて、きものとの模様の組み合せを楽しむことができます。 黒地や濃色地のきものには、染めの半衿が優しさを添えます。
半衿一枚で、街着感覚の装いをしゃれた印象に演出します。

染めの美画像

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